・顎が鳴る
・顎が痛い
・口を大きく開くことができない…
これらは顎関節症の代表的な症状です。
顎関節症とは、顎関節や口を開け閉めするための筋肉に上記の症状を主症状とする様々な症状が起こる疾患群の総称です。
咬み合わせのズレ、歯ぎしり、ストレス、姿勢などの要因が重なって発症する、生活習慣病と言われています。
女性に多い病気で、症状が進むと日常生活さえままならないほどの痛みや機能障害が生じます。
この顎関節症は、セルフリミティングな疾患と言われており、症状は放置していても緩和されて行くことが多いですが、その期間は長期にかかることがあるので、治療を行った方が良いでしょう。
・就寝時の姿勢
(うつ伏せ寝、横向き寝)
・長時間の食いしばり、歯ぎしり
(夜間および日中の自覚できないものが多い)
・片咀嚼(片方噛み)癖
・歯科治療などの長時間の開口後の急な開け閉め
・硬いものを噛んだときの噛み違い
・大口を開けて高いキーの歌を歌う
・頬杖をつく癖
・吹奏楽器を吹く、ヴァイオリンを弾く、 などなど・・・
顎関節症は、上記のようなきっかけで顎や筋肉に負担をかけて発症することが多いといわれています。
うつ伏せ寝はタオルなどを使い、枕を適度なものにすることで、仰向けに寝られる習慣付けが出来ます。
また食いしばりを日常的にしている人は、舌の先を噛んだり、鼻歌を歌ってみるのもいいでしょう。
大体は生活習慣を改善すればいいのですが、中には悪化してしまう人がいます。
咬み合わせが他の素因と重なる人や、性格的にデリケートで気にしやすい方などは要注意です。
アメリカでは精神科医や理学療法士、歯科医師がチームを組んで治すほど、心のストレスに影響されるのも特徴です。
要は生活習慣を見直し、明るく朗らかに人生をエンジョイすれば顎関節症は怖い病気ではありません!
顎関節症だと診断されても、すぐに歯を削ったり、被せたりしないで、後戻りのきく治療を優先しましょう。第一選択は保存療法で可逆的な治療です。
独りで悩まず、お気軽にご相談ください。
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